炭酸が抜けるまでの日記

アラサーパート主婦のどうでも日記です。最終目標は安らかに暮らすことです。

生まれ変わったら絶対スカート丈短くして女子高生やり直す

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みなさまこんにちは。

はぁーあ、はむです。

 

少女漫画っていいですね…!唐突ですけど。

 

私が人生で初めて買った漫画って少年漫画の『シャーマンキング』なんですけど…、なぜだか気恥ずかしくて、少女漫画を買えるようになったのは中学2年生くらいになってからのことだったと記憶しています。

 

で、大人になった現在。

今日はバイト代をはたいてとある少女漫画を12巻も買ってしまいました…。

それがこちら。

素敵な彼氏 1 (マーガレットコミックスDIGITAL)

 

河原和音氏の『素敵な彼氏』~~!!

 

あのぉ……。私、河原先生の『高校デビュー』もめちゃくちゃ好きだったんです。

高校デビューは、自分がホントに高校生のときに読んでいて、「これはファンタジー…」と理解しながら楽しんでいたはずなんですが……、29才になった今、どうした。

 

普通に彼らがうらやましくてどうにかなりそう。

 

どうした!

どうしちゃったの私!

 

これだと高校生時代の方が冷静に漫画読めてたよ!

 

なんというか…。

 

高校生の時は、このお話は自分に関係のないもの、パラレルワールドのような、「どこかにはあるんだろうけど自分と交わることのない話」って感じで楽しんでいたのに、大人になった今、私はこういったお話を

 

「経験したかったけどできなかった話」

 

ていう目線で読んじゃってるんですよね~…。

 

いいなあ、いいなあ…。

 

私は高校生の頃、彼氏が1度もできませんでした。

高1の時に、中学校が同じだった男の子から告白されて、1週間だけ付き合ってみたことがあるのですが、やったことは「駅から家まで一緒に帰る」くらい。しかも2回とか。

これは…「彼氏がいた」とは言えないでしょう…。

 

その時は、「異性と交際する」ということがなんだか恐ろしくなってしまって(結婚を視野に入れて、ゆくゆくは肉体関係を持たなければならないのか⁈という恐怖)、

「試験勉強があるから別れよう(嘘)」という意味不明な理由でお別れをしたのでした。

 

前のブログでも何回か書いてるんじゃないかと思うんですけど、やっぱりね、女子学生のスカートは、ある程度短い方がいいんじゃないかと思うんです。

それは、いまの時代の女の子にとって、「短い方がかわいい」っていうのがもう文化になっているから。

スカートがずるずる長くて、靴下とスカートの間にほとんど肌が見えないような状態で、髪の毛も雑にくくっているだけで、目が一重で、美人でもなくて、流行にうとくて、運動もできず、全体的に光るもののない私には……。

毎朝アイロンで髪を巻いて、薄くファンデーションを塗って、透明なグロスでほどよくおしゃれをした「かわいい子たち」と同じ土俵で生きることなんてできないと思っていました。

 

そうそう、そうなんですよ。

少女漫画に出てくる女の子、男の子って、やけに大人びてますよね。

でもね、そういう子たちが本当にいるような高校だったんです。

勉強ができて運動もできて背が高いうえに、髪型も毎日キメキメのイケメン男子とか。

スカート丈がほどよく短くて華奢で、髪の毛がうるうるツヤツヤでみんなから愛される女子とか。

 

私はね……そういう人たちを「楽しそうだなぁ」と思って、ただ見ていました。笑

 

 

嬉しい、の後に、すぐ「悲しい」の感情がやってきた、切ない出来事がありました。

 

文化祭でお化け屋敷をやったんです。

教室の窓をすべて黒い布で覆って、ほぼ真っ暗の状態にして、机と椅子と段ボールで作ったお化け屋敷ね。でね、私はお化け役で、ひとりで指定の場所にうずくまってお客さんを待ってたんです。

そしたら、その高校の「ミスター」と言われていた、ほんとに少女漫画の世界かよって感じの「学校一のイケメン」が同じクラスにいたんですが、彼がなぜか私の隣に座り込んで、

「俺と一緒に隠れていようよ」って言ってぎゅっと肩を抱いてきた。

 

はぁ?!?!?!?!

 

…と思った次の瞬間、お客さんがやってきたので、「おぉぉお」と唸りながら急いで私は飛び出した。

お化け…お化けをやらないと私は……。

 

そのイケメンとは、ほとんど会話をしたことがなかった。なんだろう、どうしたんだろう、と戸惑った。

男性に免疫がなかった私は、すごーくドキドキしながらも、すぐに冷静になって、悲しい気持ちになった。

 

からかわれたんだ。

 

私が芋っぽいから。

 

どんな反応をするか見てやろうって思ったんだね……。

 

 

そのイケメンのことを本気で狙っている子が友達にいた。たぶん、何人もの女の子が彼のことを好きだった。

 

そんなわけで、私はこの出来事を、誰にも話さなかった。

 

 

彼はいつの間にか、後輩のすっごくかわいい、大人びた女の子とお付き合いを始めたようだった。たくさんの女の子が失恋したわけだけど、「私は好きにならなくてよかった」と本当に思った。

 

だけどね、だけどね。

 

私は高3の春に、制服のスカートを短くした!

このブログに載せたイラストみたいなワンピース型の制服なので、そう簡単に丈を短くできないのだ。

しかし、当時、脈々と先輩方から受け継がれてきた言い伝えがあり……

「2000円でスカートを短くしてくれるおばあさんが学校の近くに住んでいる」とのこと。

友人らと一緒にそのおばあさんの家を訪ね、夏用の制服を2000円と共に預けたのだった。

(夏用制服を預けている間、冬用制服を着なくちゃいけなかったのはしんどかった)

 

そして、返ってきた制服を着たときの、あのワクワク感!忘れられない!

 

自分の太ももに、スカートの裾がさわさわと触れるのだ。

歩くたびに、自分の脚が風を受ける。すー、すー、として気持ちがいい。

 

なにより、前よりかわいくなれたような気がして、嬉しかった。

 

そして実際、その制服で教室に入った瞬間、友人たちから「かわいいー!」って言ってもらえた。女の子から言われただけだけど、すごく嬉しかった。

 

私はその短い制服を非常によく気に入って、そのあと卒業するまで着続けた(衛生面は大丈夫か?)。

どんなに寒い冬の日でも、夏のペラペラ素材のヒラヒラ丈で受験に向かった。

 

なんていうかね、もし、このスカートで高校生活を最初からやり直せたらな、って、どうしても思ってしまうんです。

そしたら、「かわいい子たち」と、少しでも同じ舞台に立てたんじゃないかって。

 

……そう世の中甘くないと思いますけどね。

 

でも、最初っから「私なんて」と思わなかったんじゃないかな、と思わずにはいられないかな。

あのイケメンに、「どうしてそんなことをしたの」って、問う勇気が出たかもしれないのにな。

 

なんてね。

なんてね。

 

スカートのせいにしてね。笑

 

とりあえず、『素敵な彼氏』は河原作品の魅力がギュウーと詰まっております。

高校デビュー』を読んでいたそこのあなた、オススメです!

 

あとさ、これもよく思うことなんだけど、高校生活を舞台にした少女漫画って、「女性慣れした男子高校生(高1)」が出てきがちですよね。

で、そういうキャラって大体中学生の頃に色んな恋愛を経ているんです。

 

……お、大人すぎない⁉

 

…って、いつも心の中で突っ込んでます。笑

 

うーん、私の高校生活に男性とのあれこれがなかったのは、中学時代に修行を積まなかったからでもあるのか…?

 

…と、考えてもしょうがないことで悶絶する休日なのでした。

変な話してすみません。笑

 

おわり